天使のかいかた

オススメポイント!

 ある日もし、天使に出会ったら・・・? 主人公が、天使と出会い、ワクワクしながら、

時に悩みながら成長していく姿に、子ども達は自分の姿を重ねるに違いありま

せん。まっすぐな気持ちを伝える大切さ、大好きな友達との友情、勇気を持って

行動すること・・・しっかり創られたドラマ部分と、クスッと笑えるコミカルな部

分が絶妙なバランスで、観終わった後にじんわりと余韻が残るお話です。

 (大阪市立こども文化センター・チラシより)

☆キャスト☆

☆さち 岩田奈々    ☆天使さん 竹橋 団

☆おかあさん、かなちゃん 飛鳥井かゞり ・ 加藤小夜子 (ダブルキャスト)

☆ポチ、たかしくん 小池貴史

☆ようちゃん、きのこちゃん 中西古都乃

☆スタッフ☆

脚本・演出/横山一真    美術/藤吉成三    衣裳/のりづきとしえ

振付・ムーブメントアドバイス/砂連尾理   音楽/飯嶋慶太郎(Studio301)

音響/黒田治      照明・演出補/河口琢磨     舞台監督/小池貴史

天使人形美術/神門康子    先生の声(録音)/坂下智宏(人形劇団京芸)

衣裳製作/前田富喜子・浦田麗子・馬場由佳    歌唱指導/飯嶋ももこ

ハーモニカ指導/村田潤   チラシ構成/office TUDA

記録ビデオ撮影/早川聡   協力/渡辺紙器工業所    制作/山本育子

 


 

心のとびらひらいてみよう

 

ようちゃんはイヌを、

かなちゃんはネコを、

たかしくんはハトを、

のんちゃんはチャボを、

かずのりくんはカメを、かっています。

でも、さちは……

なにもかっていませんでした。

「わたしも何か飼いたいよー」

さちはいつも思っていました。

でも家の事情で飼ってもらえません。

そんなある日、野原で天使をひろいます。

そして飼うことにしました。

だけど…

天使ってどうやって飼うんだ?

天使ってなにを食べるんだ?

内気な女の子さちと天使さんの

コミカルであたたかい物語。

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☆☆演出のことば

横山一真

「子どもひとりひとりに天使がいる」という原作者なかがわちひろさんの言葉を伝え聞き、とても心惹かれました。たとえ子どもでなくても、たとえ天使でなくても、どこかで誰かが見守ってくれていると考えれば、人は大きな心の支えを得ることができます。そして、きっとまた誰かの天使になることもできるはず‥‥。今回の舞台は、原作の天使さんとはちょっと、いえ、かなり(?)違う天使ですが、それでも子どもたちの心が春めくように柔らかくなってくれたらなあと願いながら作りました。

 


◆原作者 なかがわちひろ(中川千尋)さんの紹介    絵本作家・翻訳家

児童書を中心に、翻訳家、作家、絵描きとして活躍。創作絵本に、「のはらひめ」

「たこのななちゃん」(徳間書房)「カッパのぬけがら」「オバケのことならまかせなさい」「おまじないつかい」「小さな大さまとかっこわるい竜」「プリンちゃん」(以上理論社)等。

「天使のかいかた」(理論社刊)で2003年度日本絵本賞読者賞受賞。

「かりんちゃんと十五人のおひなさま」(偕成社)で2009年度野間児童文芸賞を受賞。

ノンフィクションとして「カモのきょうだいクリとゴマ」(アリス館)などの著書もある。